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JUNIOR TIMES

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“ボンディア”から始まる日本のバルサスクール

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月22日

[ムンド・デポルティーボ]

約2年前、アンドレウ・セラロスは地元カタルーニャのカルデルスを離れ、まったく異なる状況に身を置くことになる。それまで勤務していたのは、環境の整ったバルセロナのFCBエスコラ(バルサスクール)だったが、遠い日本のFCBエスコラ「FCバルセロナスクール葛飾校(以下葛飾校)」のテクニカルディレクターに就任することが決まったのだ。

人口約1,300万人を擁する東京にある葛飾校。このスクールに通う生徒たちは、“ボンディア(カタルーニャ語でこんにちはの意)” の挨拶でグラウンドに現れ、“アスタマニャーナ(スペイン語でまた明日の意)”で帰宅する。

葛飾校の子どもたちは、単にサッカーの技術向上だけを求めてスクールに通っているのではない。スポーツ以外の価値感のほか、自分たちが生まれ育った国とは異なる文化も学んでいる。月曜日から木曜日まで、5歳から12歳の選手たちが、バルサのエンブレムを身に着けてさまざまなトレーニングに励んでいるが、その中にはバルサのイムノ(応援歌)を歌える子どももいるそうだ。

日本のスクールは毎年バルセロナ遠征を行っている。5月上旬、現地バルセロナのミニエスタディを訪れた選手たちを引率していたアンドレウコーチは、『ムンド・デポルティーボ』のインタビューに対して次のように語った。「私たちはサッカー選手を育んでいるのではなく、1人の人間としての成長により重きを置いています。子どもたちの中には将来プロ選手になる子もいるかもしれませんし、それはもちろん素晴らしいことでしょう。しかしそれが私たちの1番の目的ではないのです」

日本には、葛飾からおよそ1,000キロ離れた福岡にも「FCバルセロナスクール福岡校(以下福岡校)」がある。この福岡に程近い熊本では、2016年に大きな地震が発生した。被災地を中心に多くの人々が苦しんだが、福岡校に通うカイトもその1人である。震災で交通手段が断絶してしまったため、地元熊本からトレーニングに参加することができなくなったのだ。

カイトが自宅から片道1時間半をかけて福岡校に通えるようになったのは、地震発生から1カ月半後のことである。先日、バルセロナを訪問した福岡校の生徒の中には、このカイトの姿もあった。ミニエスタディの芝生の上でリフティングをするその表情は、笑顔に満ち溢れていた。

男子生徒だけでなく、福岡校にはマリン、ヒイロ、ナナという女子選手も在籍している。彼女たちもまた、プロを夢見て日々トレーニングに励んでいる生徒だ。同校のディレクターとして指導を行っていたチャビ・モンデロ・コーチは、このたび中国のバルサスクールへの異動が決まっており、今後はオスカル・コカ・コーチがその役を引き継ぐことになる。

ウェンブリーがバルサカラーにライトアップ

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月21日

イギリス・ロンドンにあるウェンブリー・スタジアムが、FCバルセロナカラーのライトアップを実施した。

これはスタジアムのリニューアルから10周年を記念して行われたもの。改修後の10年間でスタジアムを訪れた約160チームそれぞれの色で、同スタジアムのシンボルであるアーチを彩ったものである。バルセロナも2011年5月28日、チャンピオンズリーグ決勝でスタジアムを訪れており、その試合でカタルーニャのチームはマンチェスター・ユナイテッド戦を3-1で下し優勝を果たしている。

また1992年5月20日、バルセロナがクラブ史上初めてヨーロッパチャンピオンに輝いたのもこの地であり、バルセロニスモにとっては思い出の残るスタジアムとなっている。今年はその歴史的瞬間から25年のメモリアルイヤーとなり、クラブは“旧ウェンブリー”で達成された偉業に関連したさまざまな記念イベントを実施する予定となっている。

旧スタジアムが2002年に取り壊された後、スタジアムが全面リニューアル工事を終えたのが2007年。建築家ノーマン・フォスター氏のデザインのもと、収容人数9万人を誇る全く新しい外観のスタジアムへと姿を変えている。またこのプロジェクトは、2012年の誘致が既に決まっていたロンドンオリンピックも見越して行われ、10億9,700万ユーロの総工費をかけて行われた。そのロンドンオリンピックではサッカー男子決勝が行われ、メキシコ代表がブラジル代表を2-1で下し、金メダルを獲得している。

バルサ選手が着用!? 新ユニフォームのプロモーション写真

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月20日

バルサが5月29日に行う新ユニフォームの公式発表を前に、ある写真が公になった。

『ツイッター』の「@BryanAgent」というアカウントが、バルサの選手が新モデルのナイキのユニフォームを着ている写真を公開した。

『ムンド・デポルティーボ』紙が2016年5月11日に情報を入手していた新モデルのデザインを裏付けるように、えんじ色の縦縞が中央から両サイドに向かって細くなり、反対に青色の縦縞が太くなっていくのが見て取れる。

さらに、2017―18シーズンよりカタール航空の代わりにバルサのメインスポンサーとなる、楽天株式会社「Rakuten」のロゴが入っている。

シュートはシンプルに! ネイマールのゴールはダイレクトシュートが8割

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月17日

[ムンド・デポルティーボ]

ネイマールはリーガ第36節ビジャレアルCF戦、第37節UDラス・パルマス戦と2戦連続で先制点を決め調子を取り戻したようだ。そんなネイマールの今季ゴールシーンを見ると面白いデータが見つかった。

同選手は今シーズン全体で19得点を挙げているが、そのうち16得点が味方からのパスをダイレクトシュートで収めた得点だ。

ラス・パルマス戦でハットトリックを達成したが、この時は右足、左足、頭とすべてダイレクトシュートを決めている。ちなみに、このハットトリックは、アウェーで達成した最初のハットトリックだった。

多くの人はネイマールが華麗なドリブルテクニックで相手を抜き去るシーンを思い浮かべるだろう。しかし、データからネイマールは相手のマークを外す動きも非常に長けており、ペナルティーエリア内でボールを受ける際にはダイレクトでシュートを狙うことを本能的に行っているようだ。得点を決めるという点では、エリア内でボールを受けて余計な動きをするよりも、よほどよいプレーだろう。

ラス・パルマス戦ではイヴァン・ラキティッチとジョルディ・アルバがともにネイマールのゴールをアシストした。これは、彼らにとってネイマールへのアシストデビューになった。また、同じ試合でネイマールをアシストしたルイス・スアレスは、ネイマールに最もアシストしている選手だ。一方、リオネル・メッシからのアシストは今シーズンたった1度しかない。

ユヴェントスがCL決勝進出通算回数でバルサを上回る

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月13日

[ムンド・デポルティーボ]

6月3日にカーディフで行われるCL決勝に進出を決めたユヴェントスFCは、決勝進出通算回数を9回に伸ばし、FCバルセロナの通算8回の記録を上回った。

CL通算2回の優勝を誇るユヴェントスは、1995―96シーズンの対ボルシア・ドルトムント(3―1)での勝利以降、1996―97シーズンの対ボルシア・ドルトムント戦(1―3)、1997―98シーズンの対レアル・マドリード戦(0―1)、2002―03シーズンの対ACミラン戦(0―0、PK2―3)、2014―15シーズンの対バルサ戦(1―3)で敗北。現在、CL決勝で4連敗中だ。

同チームは、「チャンピオンズカップ」時代の1984年5月29日、ヘイゼルで行われたリヴァプールFCとの決勝で、ミシェル・プラティニのPKによるゴールで1―0と勝利し、初優勝を果たした。

この試合では、サポーター同士の衝突から起きた暴動で、32人のユヴェントスサポーターが死亡。
「ヘイゼルの悲劇」と呼ばれているこの事件を重くみたUEFA(欧州サッカー連盟)は、制裁措置としてリヴァプールに対して6年間、イングランドのサッカークラブに対して5年間の国際試合への出場停止処分を下した。

バルサ、3日間のオフを経て練習再開

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月11日

[ムンド・デポルティーボ]

5月6日に行われたリーガ第36節ビジャレアルCF戦に4―1で快勝したFCバルセロナは、試合後にルイス・エンリケ監督から3日間のオフを与えられていたが、10日に練習を再開している。

5月10日の朝、選手たちはシウタ・エスポルティバに再び集合した。14日のUDラス・パルマス戦までに4回のトレーニングが行われる予定で、この日が最初のセッションである。

けがで不参加のジェレミー・マテュー、ラフィーニャ、アレイクス・ビダル以外は、全員が参加した。そのほか、カンテラからカルレス・アレーニャ、マルロン・サントス、ウィルフリット・カップトゥーンが呼ばれている。

2016―17シーズン、優勝争いを続けているバルサの残り試合はあと2つだ。

メッシかロナウドか

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月6日

[ムンド・デポルティーボ]

フットサルクラブのインテル・モビスター所属のリカルジーニョは、リオネル・メッシが世界一の選手だと語っている。

チャンピオンズリーグ準決勝第1戦でクリスティアーノ・ロナウドがハットトリックを成し遂げた後、マドリード方面からC・ロナウドとメッシのどちらが世界一の選手かという議論がまたもや巻き起こっている。

フットサルクラブのインテル・モビスター所属のリカルジーニョ(前所属名古屋オーシャンズ)は『El Transistor de Onda Cero』のインタビューに以下のように答えている。

「自分では(似ている方が)C・ロナウドの方に近いと思っているが、私はフットサル界のメッシだと呼ばれている。私は生活に苦しんで、仕事もたくさんしなければならなかったから、より良い生活を勝ち取るために家族を残して旅立った。つまり、ハードワーカーなんだ。メッシと比較されるのは、きっと身長のせいだろう。努力家という点でより支持されているし、そういう点ではクリスティアーノに近いと思っている。ただ、世界一の選手はメッシだと思っている」

「昔からサッカーがやりたくて仕方なかった。だが、あまりに身長が低すぎると言われ続け、フットサルをすることにした。身長の低いメッシやシャビ、イニエスタのような選手たちを目にするのはつらい。もしやり直すチャンスがあるなら、きっとサッカーを選ぶだろう」と世界一のフットサル選手はサッカー選手としてのキャリアを築けなかったことを悔いていた。

[ムンド・デポルティーボ]

2018ワールドカップロシア大会南米予選第13節、チリ戦で副審への暴言行為により、4試合の出場停止処分を受けたリオネル・メッシは、5月4日のビデオ会議で、処分の軽減を願いFIFA(国際サッカー連盟)に上訴する予定である。メッシは、個人的な理由としてFIFA本部があるチューリッヒへの訪問を取り止めている。

メッシは暴言を発したのは副審ではなく、空気に向けたものと主張している。 AFA(アルゼンチンサッカー協会)は、「メッシの出場停止処分を2試合に軽減できる」と自信を見せており、楽観視しているようだ。

アルゼンチン代表は、3月28日に行われた南米予選第14節、ボリビア戦に0―2と敗北しており、5位に転落。 同選手の処分がこのままの場合、8月31日のウルグアイ戦、9月5日のベネズエラ戦、10月5日のペルー戦まで出場停止処分となるため、10月10日の最終節、キトでのエクアドル戦まで出場できないこととなる。

アルゼンチンには必要
現在、勝点22で5位のアルゼンチンは、順位が変わらない場合、オセアニアとの大陸間プレーオフに進む。すでにワールドカップ出場を決めたブラジルは勝点33、コロンビアは勝点24、チリとウルグアイは勝点23、エクアドルは勝点20、ペルーとパラグアイは勝点18と、敗退の危険があるアルゼンチンにとってメッシの存在は必要不可欠である。

スポーツ法律専門家
FIFAとのビデオ会議には、スポーツ法律専門家であるフアン・デ・ディオス・クレスポ氏、AFAの法律顧問を務めるアンドレス・パトン・ウリチェ氏の両弁護士が同席する予定となっている。

15歳、元カンテラーノの選手・久保建英がJ1でプレー!

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月4日

[ムンド・デポルティーボ]

FCバルセロナが見守るタケこと久保建英が、JリーグYBCルヴァンカップでJ1公式戦デビューを果たした。所属するFC東京は1―0で勝利した。

執筆者
FERRAN MARTÍNEZ

 「FCバルセロナサマーキャンプ」でMVPを獲得したことがきっかけで、バルサの下部組織カンテラに所属していた久保建英(15歳)。ラ・マシアで一流選手になるべく成長を続けていた同選手だが、クラブがFIFAから未成年選手の国際移籍違反を罰せられた件をあおりを受ける形で帰国。だが、その後も日本で歴史を刻み続けている。

 まだ15歳のこのFWは、2017年5月3日に所属するFC東京のトップチームデビューを果たした。リーグカップ戦のルヴァンカップで対戦した相手は、北海道のコンサドーレ札幌。結果は前半31分に、永井謙佑が決めたゴールでFC東京が1―0で勝利している。

 後半65分に背番号41の久保建英が交代出場。自信に満ちたプレーを披露し、ゴール正面からのフリーキックを蹴るシーンもあった。

 FC東京のユニフォームは、2015年4月に家族と共に帰国するまで4年程プレーをしていたバルサと同色だ。

 バルサは、タケが帰国した後も誠意ある関係を維持している。タケはクレ(バルサファン)であり、バルサはタケのFC東京での成長に注目している。FIFAがいかなる契約も許可しないため、現在はこのように純粋な信頼関係を保っているのみだ。

 日本で開催されるトーナメントにバルサが出場する際は、必ずそこにタケの姿がある。2015年に東京で開催され、バルサが優勝したFIFAクラブワールドカップや、2016年夏のU―12ジュニアサッカーワールドチャレンジにバルサの下部組織インファンティルBが出場したときもタケは会場にいた。

 タケは時間があればバルセロナまで足を運んでいる。2016年12月の冬休みには、元チームメイトであり現在はバルサ下部組織のカデテA(U―16)でプレーする選手たちと共にトレーニングをした。

記録を樹立し続ける選手

 同選手は日本で記録を更新し続けている。

 FC東京ではすべてのカテゴリーを経験。U―23チームのデビュー戦には、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場に7,653人ものサポーターと182人のメディアが駆けつけた。

 また、2017年5月から韓国で開催されるU―20ワールドカップには、飛び級で選抜されている。タケの目標は、いつの日かバルサに復帰することと、2020年東京オリンピックでプレーをすることだ。

18歳のJリーガーを支えるバルサスクールでの経験(後編)

サッカーニュース,ワールドチャレンジトピックス

2017年5月1日

帰国後、冨安選手はその経験を貴重な糧として練習に励む。世界を見つめるようになった。ジュニア時代ではドリブラーを目指していたが、年齢が上がるにつれ、ボランチやセンターバックを任されるようになる。ジュニアユースでは、その高い基礎技術を認められて、アビスパ福岡の下部組織に入団した。以後、センターバックをメインに活躍している。

そして2015年5月、クラブは当時高校2年生だった同選手を2種登録。天皇杯でプロのピッチに立った。

翌年、冨安選手は晴れてプロ契約を交わす。ルーキーイヤーで16試合に出場。ディフェンスラインの要として存在感をアピールした。同年7月にはリオデジャネイロオリンピックのトレーニングパートナーに選出される。10月にはU―19サウジアラビア戦で日本のピンチを抑えて初優勝に貢献するなど、その成長は目を見張るものがある。

今年はU―20に招集されており、5月20日から開催される「FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017」でも大きな活躍が期待される注目のひとりだ。

目標とする選手はFCバルセロナのハビエル・マスチェラーノ。駆け引きが上手く、ボランチもこなすマスチェラーノが理想像だという。

4月29日の東京ヴェルディ戦(14時、レベルファイブスタジアム)は、「師弟対決」となった。今シーズン、東京ヴェルディのトップチームコーチに就任したイバン・パランコ・サンチアゴ氏は、冨安選手がバルサスクールに所属していたとき、テクニカルディレクターを務めていたからだ。

少年時代は攻撃的ミッドフィルダーでプレーすることが多かった冨安選手だが、このイバン・パランコ氏から「君はサイドバックで世界と戦える」と言われ、同じスクールではサイドバックでプレーをしたというエピソードがある。

アビスパのジュニアユースからセンターバックでのプレーが定着したため、サイドバックでの機会はなくなったが、イバン・パランコ氏は、いずれJリーガーとして活躍する富安選手のポテンシャルを、当時から見極めていたのであろう。

6年ぶりの再会がJのピッチとなった両者。試合はアビスパ福岡が1-0で勝利。守備的ミッドフィルダーとしてプレーした冨安選手は、チームの完封勝利に大きく貢献し、恩師の前でその成長を存分にアピールした。

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FCバルセロナスクール福岡校